製茶工場内の茶葉運搬システムの開発による生産性向上

経営革新計画の概要

当社は、衛生環境と機能性を重視した次世代型工場で、自社栽培茶と周辺農家から購入した茶葉を使って荒茶を生産している。
今回の経営革新では、高品質で安心安全なお茶の製造と工場内で働く従業員の安全確保を目的として製茶工場内の茶葉運搬システムを開発する。乾燥直後の荒茶を包装するまでに、従来はベルトコンベアとバケットコンベアーを使って茶葉を運搬していたが、配管を使い、吸引式エアシューターでの回収に切り替える。吸引式にすることにより、運搬中の茶葉は配管中心部に近いところを空送されるため、茶葉のダメージが少ない。加えて、脱落していた粉になった茶葉や軽い部分を製品化できるため、収率が向上するだけでなく、工場内の空気に晒される時間が大幅に減るため、品質の向上が期待できる。
本取り組みを仕上茶製造業者や茶問屋向けにPRし、販売量を増やしていくことにより、当社の経営革新を達成する。