金型製治具部品と樹脂製治具部品を組み合わせることで、加工品の規格変更にも柔軟に対応可能な新たな治具の開発

経営革新計画の概要

当社は、鉄やアルミ製の輸送機器用部品の板金加工、溶接加工等を手掛けている。
今回の経営革新では、試作開発における取引先からの形状変更等の依頼に対し、より迅速な対応を実現するため、複数の治具部品を積み上げていく組立式治具を開発する。取引先からの形状変更の要請があった場合でも一部の治具部品を交換すれば形状変更に対応できる仕組みとすることで、開発時間の大幅な短縮を図っていく。治具部品は、加工用治具のように強度・精度ともに求められる部位には鉄、アルミ等の金属を使用し、組立用・検査用治具のように強度を必要としないものや、製品に傷をつける心配がある部位には樹脂を使用し、治具の軽量化を図っていく。
本取り組みにより、取引先の設計変更等にも柔軟に対応できる体制を構築し、開発期間の短期化に貢献することで、当社の経営革新を達成する。